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** vanish into the blue **

身辺雑記。
郵活とか読書記録とか、日々の雑事を備忘録的に。
 
運命に踊る!
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    北九州芸術劇場で上演された
    森下真樹「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」に
    行ってきました!!

    東京で初演を見て、すごく感動したのですが、
    今回もすごくすごく良かったです。
    初めて見た時は、ひたすら「すげー!すげー!!」(←語彙力!)
    って感じでしたが、今回は少し落ち着いて味わうことができた気がします。

    4人の振付家が、各楽章を担当し、踊るのは森下真樹さん一人。
    それぞれ個性的な振付けでしたが、全体を通して見た時に
    一貫した物語であるような、不思議な「つながってる感」がありました。

    森山未來さんの第2楽章は、森下さんのお人柄が分かるような振付け。
    目力とアルカイックスマイル!!
    未來さんが「ぼくは森下さんのこんなところが好きです!」って言ってるような。
    鳥やサルなど、動物の求愛行動がモチーフだったとか。
    それにしても森下さん、表情もくるくる変わって、素敵でした。
    第1楽章では力強くてしなやかな身体の動きがカッコいい!と思ったのですが、
    うってかわって、かわいらしさとユーモアの第2楽章でした。

    写真家・石川直樹さんの第3楽章=大山岳ショー!!
    なぜ写真家が振付けを?「ぼくが一番驚いています」とは石川さんの言葉。
    ガッツリ振付けしたというよりは、映像で見せていました。
    この映像は、富士山に二人で登った時に撮影したものだそう。
    その人を知りたいと思ったら、
    一緒に登山し、素を見るのが、石川さんのスタイルと(笑)
    なにそれ独特すぎる!
    風と雨のなか、はいつくばって斜面を登っていく森下さんの姿と
    一歩一歩地面を踏みしめていくかのような第3楽章の旋律と。
    こんなに第3楽章にピッタリ合っていたのに、
    本番で流す前提で撮ったものではないというから驚き。
    そして、登りつめた先には・・・歓喜が待っている!
    アタッカでそのまま第4楽章へ。

    ダンスは守備範囲外というか全然見慣れていないのでアレなのですが、
    MIKIKOさん、笠井叡さんは正統派な振付けなのかな、という感じがしました。
    第1楽章のMIKIKOさんパートは舞台を4つに区切った空間の使い方が面白かった。
    狭い所に閉じ込められて少し窮屈で、そこから「運命」に立ち向かうイメージ。
    「運命の喉首を締め上げてやる」(byベートーヴェン)的な振りもあったような?

    逆に笠井さんの第4楽章では、舞台上からすべての小道具が取り払われ
    ひとつの広い空間をいっぱいに使って、森下さんが縦横無尽に踊りまくる!!
    物理的心理的に、窮屈な区切りが取り払われた解放感・開放感。
    これぞ、ベートーヴェンの「苦悩を突き抜けて歓喜に至る」という人生哲学か。


    本編はもちろん素晴らしかったのですが、
    森下真樹さんと、第3楽章の振付けを担当した写真家・石川直樹さんの
    アフタートークがこれまた面白かった。

    なぜ、写真家である石川さんに振付けを依頼したのか?
    命がけの冒険をしている石川さんこそ「運命」にぴったりで、
    自分の知らない世界をたくさん知っている石川さんに
    「新しい世界」を見せてほしかった、と森下さん。
    対して「ぼくに依頼するなんて真樹さんのほうがよっぽど冒険家だ」と石川さん。

    また、お二人が初めて対面し、森下さんから石川さんに振付けの依頼をした時、
    石川さんは、最初「写真で振付けをしてほしい」と言う森下さんに
    「何を言ってるのかよくわからないんですけど・・・」と、返事を保留しつつ、
    お互いをよく知るため、富士山に一緒に登ろうと誘ったそう。
    でも、森下さんはそれを「快くOKしてくれた」と解釈。
    「ちゃんと返事してないよ!」「いや、OKって・・・」という、
    このあたりのお二人の噛み合わなさで場内爆笑。

    音楽やダンスって時間の芸術で、時間の経過とともに消えてゆくものだけど、
    写真は、逆に時間を止める芸術であり、記録として残すもの。
    真逆の芸術が出会ったことに「運命」を感じる、なんて言ってみたくなったり。

    いつかオーケストラの生演奏で踊りたい、と森下さん。
    ぜひぜひ!見たい見たい!!
    6月にピアノ(リスト編曲版?)の生演奏で踊ったということですが、
    見たかったなぁ〜〜。

    あ、石川直樹さんの写真展が、同じリバーウォーク内の美術館で開催中。
    こちらもあわせて楽しかった!


     
    | 演劇・音楽鑑賞 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    メタルマクベス!
    0
      豊洲のステージアラウンド東京で公演中の
      「メタルマクベス」のライブビューイングに行ってきました!
      まだ興奮さめやらぬ感じです!!

      メタルマクベスは初演のDVDを持っていて、何度も見返すほど好きな作品。
      大好きな北村有起哉さん出演ですし(連日北村さんの話題か!)。

      今回は、橋本さとしさん&橋本じゅんさんのコンビが見られて幸せ。
      さとしさん、やっぱりカッコいいなぁ。
      背高いし、歌うまいし、変顔は面白いし(より目!)。

      どうしても初演と比べてしまうのだけど…
      360度回転する舞台ならではの新しい演出もありました。
      じゅんさんや粟根さんなど、
      初演と同じ役で出演されている劇団員さん、さすがの安定感(笑)

      あー、生で観たいなぁ。
      カテコでさとしさんも「回りに来てください」って言ってたしな。
      これからキャストを変えて、disc 2、disc 3 も控えているし。
      次のキャストは尾上松也さん&大原櫻子さんで、グッと若返りますね。
      どこかで、観に行けるといいなぁ。
      でも遠征費を考えると、ライブビューイング魅力的(笑)
       
      | 演劇・音楽鑑賞 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      大人のけんかが終わるまで
      1
      8/5、日曜日、博多座で見てきました!!
      鈴木京香、北村有起哉、板谷由夏、藤井隆、麻実れい、5人の濃密な会話劇。
      「大人のけんかが終わるまで」

      大好きな北村有起哉さんが福岡で観られる喜びを噛みしめてきました!!!
      もうかれこれ10年近く追っている役者さんですが、
      演技の幅が広くて、見るたびに違う顔を見せてくださるので、いまだに飽きない。
      大河ドラマも、北村さん目当てで見ています。
      主役も、脇役も、悪役も、なんでもできちゃう北村さん。
      いやいや、相変わらず色気がダダ漏れで。
      あの色気は演技で出しているのか、本人からあふれているのか。
      いつも考え込んでしまいます(笑)





      <ストーリー>※公式サイトからコピペ

      不倫関係にあるアンドレア(鈴木京香)とボリス(北村有起哉)は、ある夜、レストランの駐車場で車を止めたまま、揉めていた。ボリスが妻から推薦されたレストランに連れてきたことを、アンドレアが「デリカシーがない」と非難したのだ。ボリスはそんなことで文句を言うアンドレアに嫌気がさし、帰ろうと切り出す。ところが車を発進させようとしたその時、誤って駐車場にいた一人の老女を轢いてしまう。幸い怪我はなかったが、その老女イヴォンヌ(麻実れい)は、息子のエリック(藤井隆)夫妻と一緒に、誕生日を祝うためにこのレストランに来ていた。そして偶然にも、エリックの妻フランソワーズ(板谷由夏)は、ボリスの妻パトリシアの長年の親友であった。エリックは「折角だから一杯」と言って、ボリスとアンドレアをレストランに誘うが、それは悪夢の夜の始まりに過ぎなかった――。
      次第に暴かれていくイヴォンヌの認知症、世話をするフランソワーズのストレス、そんな苦労に無頓着なエリックのマザコンぶり。そして不倫関係を隠そうとするボリスと、だんだん情緒不安定になるアンドレア――。
      「なんて夜だ、訳が分からない・・・」
      果たして5人の夜は、一体どんな終焉を迎えるのか――?

      ------------------

      タイトル通り、大人5人が、
      オトナゲナイことでずっと喧嘩してるんですよね(苦笑)
      正直、ちょっと見てる方もしんどかったなぁ。
      愛すべき「大人の愚かさ」みたいなところを描きたいのかもしれないけど
      クスッと笑える場面もありつつも、しんどい方が強かったかな…。

      藤井隆さん、大好きなんですが、
      なんとなく役が合ってなかったのかなぁ
      (マザコンのお坊ちゃんなんてハマりそうなのに)
      なんかイマイチだった気がして。
      でも真面目な言動で笑いをさらっていく芸人魂(笑)
      鈴木京香さん、すごい若作り(役柄的に。←いい意味で)で、
      愛人の前でキレイでいたい&愛人の妻と張り合うみたいな女の可愛げと
      同時に、そういうところの痛々しさが良かった。
      北村さん、情けないダメ男っぷりが、なんであんなに上手いのだろう。
      板谷さん、顔が好みなんだよな〜(笑)
      始終いろんなことでイライラしてて、途中ついにキレるところ好き。
      麻実さん、まだらボケという役なんですが、
      ボケてるところと正気なところと、ちゃんとわかりました、さすが。

      今回、100%楽しめたかっていうと、ストーリー的にはそうでもないんだけど。
      (多分自分のコンディション的なものもあったのだと思う)
      このモヤモヤも含めて、生で舞台を見るってやっぱり楽しいよなぁ、と。


      北村さん、次の舞台はどんなだろう?!(←気が早すぎ)

        
      | 演劇・音楽鑑賞 | 23:13 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
      バナナフィッシュのこと
      0
        青春アドベンチャーで再放送された
        ラジオドラマ「BANANAFISH」全話聞けた!
        懐かしすぎる!!

        原作も何度も読み返したし、
        ラジオドラマも録音して聞き倒していたから
        内容は結構忘れずに覚えていた。

        ブランカの古田新太さん、フォックスの佐々木蔵之介さん、
        ショーターとラオの橋本じゅんさん――、演劇好きには贅沢なキャスティング。
        ユーシスとシンが女優さん(お二人とも元宝塚らしい)
        というのは、ちょっと違和感(笑)

        細かい演出は忘れていたので、あ、ラストそこで切るんだ〜、とかいろいろ。
        そしてショーターとラオが同じ役者さん(しかも大好きなじゅんさん)というのは
        どういう意図なんだか、深いんだか何なんだか。
        リアルタイムで聞いてた時には気が付かなかったなぁ。

        そして、今月からノイタミナでアニメも放送開始している。
        キャラクターデザインとか、スマホ使っていたりと、
        設定も今風で、全体的にオシャレだ。
        声も「アニメっぽい」(いや、アニメなんだけどね)。
        やっぱり声優さんと、舞台役者さんとでは、
        演技の質が違うんだな、と(どちらが良い悪いではなく)。
        アニメもこれからが楽しみ。


        ヘミングウェイ『海流の中の島々』買ってしまった。
         
        | 演劇・音楽鑑賞 | 22:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        サマータイムマシンブルース
        0
          ヨーロッパ企画のサマータイムマシンブルースのチケット、
          うっかり取り損ねて、超落胆。

          せめて、2005年のDVD観て落ち着こう、と。

           サマータイムマシンブルース2005
           作・演出:上田誠

           大学のSF研究会に集う男子学生たちの日常、に
           突如現れたタイムマシン!
           いつに行く?未来??それとも過去??
           そうだ!前日に壊れて使い物にならなくなった
           クーラーのリモコンを取りに行こう!!
           でも、過去を変えてもいいの?
           今を変われば未来が変わる。
           じゃあ、過去を変われば今が変わっちゃうのでは?!
           過去の改変を阻止するため、
           25年後から来た「未来人」も巻き込んで
           今日と昨日の往復がさらなるドタバタを呼ぶ!

          というオハナシ。

          冒頭のシーン、
          これ、ホントに初見で、しょっぱなからこのノリだと
          相当ポカンとするよなぁ。
          でも、そこからグイグイひっぱっていって
          「あぁ〜、こういうことかぁ〜」の展開、さすが。
          男子大学生のバカ騒ぎ最高!

          タイムマシンが出てくる物語史上、スケールの小ささ1位かも。
          だって、ほぼ昨日と今日しか行き来してないし。

          5月に、ムロ式で、永野宗典さんと本多力さんを生で見たけど、
          13年たつのにお二人とも全然変わらないなぁ。

          ムロツヨシさんは変わったなぁ(笑)

          今をときめく?!ムロツヨシさんを初めて生で見たのは、
          ますもとたくやさんとのユニットだった、と思う。
          スペクタクルガーデンだったか、紳士スラックスだったか。
          多分、両方見てたんだよな〜、あの頃(全演目は見てないけど)。
          今検索してみてもうまく探せない。
          キャラメルボックスの青山ちひろさんとか出てたのは
          スペクタクルガーデンだった?!
          んん〜、思い出せん。
          ますもとさんは、脚本業でご活躍のようですね〜〜。 

          サマータイムマシンブルース、ノベライズも持っていたはず。
          探しだして読むぞ!
          さてどこにしまいこんでいるやら。

           
          | 演劇・音楽鑑賞 | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          良いものは色あせない
          0
            NHKラジオの「青春アドベンチャー」で
            吉田秋生さん原作「BANANA FISH」PART2 を再放送している!
            PART1は先月再放送していたのだが、聞き逃してしまった。
            このラジオドラマ、1995年の作品だそうで。
            懐かしすぎる!!!

            2015.09.09 の記事でも触れたが、青春アドベンチャーは
            まさに「私の青春!」とは言わないが(笑)本当によく聞いていた。
            「BANANA FISH」はリアルタイムで聞いてたなぁ。
            そのころは、まったく演劇とか興味なくてキャストはスルーしてたけど
            今改めてその豪華さにびっくりする。
            劇団☆新感線の古田新太さん(ブランカ)、橋本じゅんさん(ショーター)、
            京晋祐さん(ケイン)、佐戸井けん太さん(マックス)などなど。
            古田さん、じゅんさんは、声を変えてチョイ役もこなしていたりする。

            そういえば、「BANANA FISH」ノイタミナでアニメ化!
            7月からの放送が楽しみだ。


            そして昨日、ゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」を見た。
            15年前の作品かぁ。
            残念ながら古田さんは出ていなかったけど、じゅんさん面白かった!
            天海祐希さんはひたすら美しかった!


            別に古き良き時代を回顧しようというわけでもないんだけど。

            最近、音楽の好みは30歳くらいで成長が止まってしまうというニュースを読んだ。
            私は音楽だけじゃなくて、いろんなものの好みの成長が止まってる気がする。
            積極的に新規開拓していくのがしんどいというか(笑)
            マンガも、結局、学生時代とかに読んでいたものが面白いし。
            でも、そういうものって、今読んでも古びていないし、
            改めて読むと、物語の中にもそれを読む自分の中にも違う発見があったりする。
            「BANANA FISH」だって、いまだに好きだし、生涯ベスト3にも確実に入る!

            名作は何年たとうが色あせない、ということか。

             
            | 演劇・音楽鑑賞 | 23:34 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
            戦時下、画家たちの青春
            0


              --------------------------
              劇団銅鑼
              「池袋モンパルナス」
              作:小関直人 演出:野美子
              原作:宇佐美承 著「池袋モンパルナス」(集英社文庫刊)

              【あらすじ】

              昭和初期、池袋界隈にポツリポツリと粗末なアトリエや下宿屋が建ちはじめ、画家たちは一人また一人とそこに移り住み、やがて芸術家の町と化すこととなる。詩人・小熊秀雄はパリの芸術街モンパルナスにちなんで「池袋モンパルナス」と名付けた。遠く池袋の空が夜の光を反映して美しく見える頃、画家達の足はその光に誘われるように池袋へと向いてゆき、酒をあおり、女給と戯れ、歌い、踊り、そして芸術論を戦わせた。

              1938年、国家総動員法成立。池袋の町の景色からも色が失われはじめ、政府は「総力戦」の名のもとに人々を駆り立てていった――。

               公式HPより

              --------------------------


              少し前ですが、東京芸術劇場シアターウエストにて
              5月24日19時の回を見てきました。

              「池袋モンパルナス」に集う、小熊秀雄、靉光、井上長三郎、鶴岡政男、
              寺田政明、松本竣介、古沢岩美など、実在の画家(小熊は詩人)たちが登場。
              そのなかでも、靉光を軸として、芸術家の友情、制作にかける真摯な思い、苦悩、
              迫りくる戦争に翻弄される姿などを描いた群像劇。


              原作の宇佐美承『池袋モンパルナス』は以前とても面白く読んだ。
              芸術家たちは皆、貧乏だけど気概はあって、
              勉強熱心で、好奇心もチャレンジ精神も旺盛で
              制作の面ではライバルでありながらも互いに切磋琢磨し、深い友情があり――。


              要所で出てきて、詩を朗読していく小熊秀雄、カッコよかったなぁ。
              歌手を目指す居酒屋の女主人キキの歌とダンスがすごく良かった!
              場面転換も歌って踊ってあっという間。
              足が悪いはずの寺田が舞台を跳ね回ってる、とか
              耳が聞こえない+東北なまりの竣介が明瞭にしゃべってる、とか
              福沢一郎が藤沢、里見勝三が里山、と微妙に名前変わってる、とか
              広島県立美術館(?)の靉光作品《コミサ(洋傘による少女)》出た、とか
              史実とフィクションのバランスも良く、違和感もなく楽しめた。

              寺田が靉光の絵を逆さに見て褒めるので、靉光がツッコミいれたら、
              さらに寺田が「逆さでもスゴイから靉光さんはスゴイ!」と言ったという
              原作で私が微笑ましく思ったエピソードも盛り込まれていて、思わずニヤリ。


              戦争が始まると、芸術とはいえ、統制下に置かれた。
              絵具やキャンバスも配給制になったため、
              当局の意に沿わない絵、つまり、厭戦的だったり、
              シュルレアリスムなど分かりにくかったリする絵は発表の機会を奪われた。
              一方で、積極的に従軍し委嘱を受けて戦争記録画を描き、優遇された画家もいる。

              池袋モンパルナスの画家たちの多くは、福沢一郎がフランスから持ち帰った
              シュルレアリスム(超現実主義)に傾倒する。
              フランスではシュルレアリスムは政治運動と結びついていたこともあり、
              戦時下の日本では徹底的に弾圧の対象となった。
              福沢一郎や、美術評論家の瀧口修造は、そのおかげで逮捕される。
              作中でも、福沢一郎逮捕の報に接し、動揺する靉光らの姿が描かれる。

              自分が納得いくものを描きたい――、
              芸術家にとって作品は思いの発露であり、命である。
              絵を描くために大切なものを曲げて時代に迎合するのか。
              それとも、抵抗しながら自らの芸術を突き詰めていくのか。
              その狭間で揺れる芸術家たち。
              当たり前のことが当たり前にできなくなった時代。
              前半の、明るい喧噪に満ちた芸術村から一転、
              戦争によって理不尽に「当たり前」が奪われた暗く重苦しい芸術家たち。
              彼らの、それでも絵を描こうとするひたむきさに、救われたというか、
              これまで、池袋モンパルナスの作家たちの作品をいろんな美術館で見てきたけど
              苦しみながらも作品を残してくれてありがとう、と、改めて思う。


              美術も演劇も、小熊秀雄も好きなので、好みどストライク過ぎて
              逆に楽しめないのではないか、見ない方がいいんじゃないか、
              と、実はギリギリまで見に行くの迷っていたけど(笑)杞憂だった!
              彼らが残した美術作品もまた見たくなった!!
               
               
              | 演劇・音楽鑑賞 | 23:59 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
              ベートーヴェン詣
              0
                チェロとピアノのコンサートへ。
                「石坂団十郎&小菅優デュオコンサート
                 〜ベートーヴェン詣 Beethoven MO-DE〜」
                タイトルの通り、オール・ベートーヴェン・プログラム!!

                別に「フィデリオ」にモヤついたから、というわけではなく
                「フィデリオ」より先にチケットとっていました(笑)

                石坂さん、あのお顔立ちで「団十郎さん」っていいですよね。
                日本とドイツのハーフなのだそうです。

                オーケストラもいいけど、デュオもいいです。
                ピアノとチェロで会話しているような、競っているような
                繊細さも、楽器2台とは思えない迫力も堪能しました!


                *****

                石坂団十郎&小菅優デュオコンサート
                  〜ベートーヴェン詣 Beethoven MO-DE〜

                出演:
                 石坂団十郎(チェロ)
                 小菅優(ピアノ)

                演奏曲:
                 ヘンデル「ユダ・マカベウス」/「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲
                  ト長調 WoO.45
                 チェロ・ソナタ第2番 ト短調 op.5-2
                 チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 op.5-1
                 モーツァルト「魔笛」/「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 op.66
                 チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 op.102-1
                 
                  アンコール
                   シューマン 幻想小曲集op.73 3 急速に、燃えるように


                | 演劇・音楽鑑賞 | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                フィデリオ(初オペラ!)
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                  初めて生でオペラを見た。
                  新国立劇場は行ったことあったけど、オペラパレスは初!
                  演目はベートーヴェンの「フィデリオ」。

                  政敵ドン・ピツァロに陥れられ、
                  無実の罪で監獄にとらわれた夫フロレスタンを救うため、
                  レオノーレは男装してフィデリオと名乗り、
                  看守として夫を解放する機会をうかがう。
                  ピツァロは、とらわれたフロレスタンを殺そうとするが、
                  レオノーレはそれを救い、大団円。
                  夫を救った妻の愛と勇気を讃える歌で幕を閉じる

                  というのが、あらすじ。


                  ちょうど東京出張が重なった、
                  ベートーヴェンの唯一のオペラ、
                  飯守泰次郎さんが新国立劇場の芸術監督として最後の指揮、
                  あのリヒャルト・ワーグナーの曾孫が演出・新制作、
                  などなど、いろんな要素が交錯し、迷ったけど思い切って行ってみた。

                  初めてのオペラだし、楽しみ方どころか見方すらわからないけど、
                  当日、字幕を追うだけになってしまってはつまらないので(ドイツ語上映だった)
                  念のため予め台本を読んで話の筋だけは頭に入れておこうと、予習して臨んだ。


                  で、


                  行って良かったー!!!感動!!!オペラ最高!!!
                  なんて、手放しで喜べたらよかったのだが、
                  モヤモヤの残る演出で、いまだに消化できていないという感じ。
                  カーテンコール時のブーイングもすごかった。


                  以下、ネタバレですが、
                  ラストが180度変えられてしまっていて。
                  レオノーレは結局フロレスタンを救えずに二人とも死んでしまう。
                  最後はずるがしこい権力者=悪が勝利してしまう、という。
                  「現代的な新解釈」と言えば言えるのだろうけど、
                  救いのある大団円を期待して(というかそうなると疑わずに)いたので
                  「こんな結末見るつもりじゃなかった!」感がすごくて理解が追い付かず。
                  なにぶん初心者なので、お手柔らかに、素直な演出でお願いしたかったなぁ。


                  演奏や歌唱は素直に素晴らしかった〜。
                  第2幕冒頭のフロレスタン!本当にちょっと震えた!
                  マルツェリーネが可愛すぎた!


                  フィデリオ公式サイト


                  ちなみに、終演後のバックステージツアーに応募したら当選して、
                  普段こういうの当たったためしがないのですが(笑)



                  ぼけてるけど、舞台から客席を望む。
                  表も裏も堪能しました。
                  しかし「フィデリオ」の後に予定があったため、
                  バックステージツアー最後の質疑応答のコーナーで途中退席。

                  なんかもう、いろいろとモヤモヤした初オペラだった(苦笑)
                   
                  | 演劇・音楽鑑賞 | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  迫力の行進曲と優雅な舞曲!
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                    九州交響楽団
                    第64回北九州定期演奏会

                    <指揮>
                    佐藤俊太郎

                    <曲目>
                    フチーク/剣士の入場 作品68
                    シューベルト/軍隊行進曲
                    ベートーヴェン/トルコ行進曲
                    J.ウィリアムズ/「スター・ウォーズ」 帝国軍のマーチ
                    マイアベーア/戴冠式行進曲
                    R.ワーグナー/歌劇「ローエングリン」 結婚行進曲
                    J.F.ワーグナー/双頭の鷲の旗の下に
                    J.シュトラウスII/ワルツ「春の声」
                    ブラームス/ハンガリー舞曲 第5番 ト短調
                    ドヴォルザーク/スラヴ舞曲 第3番 変イ長調
                    グノー/「ファウスト」バレエ音楽 第5,7番
                    ドリーブ/「コッペリア」マズルカ
                    ロウ/「マイ・フェア・レディ」 踊り明かそう
                    チャイコフスキー/バレエ組曲「眠りの森の美女」 パノラマ、ワルツ

                    <アンコール>
                    モーツァルト/「5つのコントルタンツ」 第1番
                    スーザ/星条旗よ永遠なれ

                    <ロビーコンサート>
                    ヴァイオリン
                    大山佳織、貞国みどり
                    バルトーク/44のヴァイオリン二重奏曲 第37,38,35,43,44番


                    行ってきました!!

                    前半がマーチ、後半がダンスで、いろんな曲が楽しめたプログラム。
                    かなり早い時期にチケットを押さえたので、
                    大好きなブラームスのハンガリー舞曲第5番ほか数曲以外は
                    どんな曲が演奏されるか未知数でしたが、結果として好きな曲がたくさん聴けた!
                    ハンガリー舞曲、テンポがくるくる変わる感じも意外と良かったです。
                    (本来、急にスローになったりはあんまり好みじゃないのですが)

                    ベートーヴェンのトルコ行進曲とシューベルトの軍隊行進曲は特に好き!
                    実はどちらも私にとってはピアノバージョンの方で馴染んできた曲。
                    トルコ行進曲はピアノ習っていた時に自分で弾いたし(今は弾けないなぁ/笑)
                    軍隊行進曲は、初めて親に買ってもらったピアノ名曲選のCDに入っていて、
                    ずっと聴き倒してきた曲です。

                    昨日は天神で最初の1曲以外すべて同じプログラムで開催されたようですが、
                    なんとその異なるオープニングは「いざゆけ若鷹軍団」だったとか。
                    (福岡ソフトバンクホークスの公式応援歌。さぞ会場は盛り上がったでしょう)
                    福岡県民として、オーケストラ版、ちょっと聞いてみたかったかも。

                    | 演劇・音楽鑑賞 | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |