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    06 ゾロ関連の書籍等について補足
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      マッカレーは、戦前、国内外の探偵小説を紹介していた雑誌『新青年』にて「地下鉄サム」シリーズが発表されて以降、『双生児の復讐』などの作品が江戸川乱歩によって翻案されたり、三上於菟吉やその他の作家たちに影響を与えたり、日本における大衆小説の成立に大いに寄与した作家のひとりだった。

      『快傑ゾロ』については、小説の翻訳・出版よりも、アメリカで制作された映画(1921年封切の「奇傑ゾロ」)の公開、そしてその翻案(1923年封切の「怪傑鷹」)の方が先だったが、先にも挙げた『双生児の復讐』や『黒星』といった作品は、戦前から戦後にかけて、複数の訳者や出版社から、また、特に子ども向けの探偵小説(あるいは名作)全集的な形としても繰り返し刊行されている。このことは、マッカレーが日本においてそれなりに認められていたということの証左であるといえると思う。

      にもかかわらず、マッカレー(あるいは「ゾロ」)に関する日本語の文献といったら、単行本のあとがきや解説を除けばほぼ皆無。単行本などもほとんど絶版。さびしいなぁ。

      で。

      私は何をしたいのかというと、漠然とだけど、「ゾロ」を中心にマッカレーの創作物が日本でどのように受容され、影響を与えてきたか、みたいなことを考えてみようかなぁ、と。


      そういうわけで、まずはゾロ関連の書籍等の一覧を作ってみたのである。
      ギリギリ生誕130年にセーフか(苦笑)。

      マッカレーの作品については、日本では「ゾロ」よりも「地下鉄サム(Thubway Tham)」シリーズの方がなじみ深いよう。マッカレーが「地下鉄サム」シリーズを発表したのが1919年。日本では、早くも1922年に雑誌『新青年』において紹介されているが、ゾロの初めての邦訳は1959年である(I-1『世界大ロマン全集』第58巻)。

      アメリカにおいてマッカレーによる「ゾロ」の物語が最初に発表されたのは、1919年8月9日のAll-Story Weekly 誌上だった(ちなみに、日本で放映されたアニメ「快傑ゾロ」で、ロリタが「ディエゴは8月生まれの獅子座」と発言しているが、これがその由来だろう。気づいたとき思わずニヤリ。以来、私はひそかに8月9日をディエゴの誕生日だと決めつけている)。当初のタイトルは“The Curse of Capistrano”(「カピストラノの疫病神」)で、後に(単行本刊行時?)“The Mark of Zorro”と改められた。

      ダグラス・フェアバンクスの映画「奇傑ゾロ」の日本公開が1921年というのも併せて考えると、日本での出版は遅いような気がする。本当に1959年なのかな。同じマッカレーの『双生児の復讐』と『赤い道化師』は『新青年』に載ってるんだけどなぁ。でも、漫画や児童書の類では、1948年に、中井矢之助『少年快傑ゾロ』(II-1)、 西田静二『快傑ゾロの勝利』(II-3)なども見られる。映画に基づいて構成されたものか。


      I-1 『世界大ロマン全集』について
      この全集は、1956-59年にかけて東京創元社から全65巻が刊行された。新書版サイズで函入り。マッカレーの『怪傑ゾロ』、『地下鉄サム』のほか、A・デュマ『鉄仮面』、『巌窟王』や、ヴェルヌ『八十日間世界一周』、呉承恩『西遊記』、オルツィ『紅はこべ団』などがある。多くが後に創元推理文庫版として刊行されている。

      「その国民全部が熱狂的な愛読者であり、その物語の主人公たちは国民的英雄であり、憧憬の的であるような人間の行動と知恵の勝利とを讃えた小説、世界大ロマン全集はそのようなロマンの生命である真の面白さを以て全世界を魅惑してきた世紀のベストセラー、一流画家の多色デザイン、家中で一生楽しめる大ロマン全集」
      (『世界大ロマン全集』解説より)

      この時は「怪傑ゾロ」と表記されているが、1969年に創元推理文庫の刊行時には「快傑」の表記となっている。訳者の井上一夫(1923-2003)は、創元社や早川書房などでミステリーを多く翻訳している。


      II 漫画・ジュブナイル版などについて
      先述のとおり、1948年、「世界大ロマン全集」に先駆けて、榎本書店、瑶林社といったところから(ちなみに両社とも大阪の出版社らしい)出版されている。II-1〜4は「プランゲ文庫デジタル児童書コレクション」(http://digital.lib.umd.edu/ 2013年12月25日閲覧)より。国際子ども図書館にマイクロがあるみたいなので、いつか見てみたい。
      他に、漫画雑誌の付録やディズニー絡みのものもある。ここに挙げているものは、現在販売されている古書のデータベースが検索できる「日本の古本屋」(http://www.kosho.or.jp/top.do)で探したものも含まれている(随時更新されているので、今検索しても見つからないものもある)。ちなみに『冒険王』の付録(II-6)は、10.000円の値がついていた。


      IV 映画関連について
      映画関連は本気で探せばもっとあるはず。でも私が映画にそんなに興味がないのでこれくらいで。ちなみに、ダグラス・フェアバンクス「奇傑ゾロ」はパブリックドメインだそうで。インターネットアーカイブで視聴可能(http://www.archive.org/)。

      映画関連で小ネタを一つ記しておくと、1923年末に封切られた「怪傑鷹」(脚本:寿々喜呂九平、監督:二川文太郎、出演:高木新平、阪東妻三郎ほか)は、1921年公開の「奇傑ゾロ」を翻案したもの。内容としては「スピード感の快い活劇映画」で、「小柄で身軽な高木新平が覆面、黒装束で軽快に疾走し跳躍し、川のなかで妻三郎の武士と激しく闘う」(足立巻一「牧野映画と少年」『日本映画の誕生』講座 日本映画1 岩波書店 1985年10月p.154)とのこと。原作小説の翻訳よりも映画の翻案が先だったようだ。


      とりあえず、こんなところで。





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